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テクノロジー探索

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最先端の技術を常にキャッチアップする取り組みとその成果
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記事一覧

【スキル拡張への挑戦①】若手データサイエンティストがIaCはじめました。

複数の専門領域をもつ“ブリッジ人材”が活躍するNRIデジタル。こうした人材の育成は、日々の活動の中でも行われています。その一例として、若手データサイエンティストがIaC(Infrastructure as Code:ITインフラをコードベースで管理するアプローチ)を用いたシステム構築のスキル習得にチャレンジし始めました。どのようにシステムエンジニアと協力し、IaCを用いたシステム構築のスキル習得を目指しているのか。その取り組みの実態を連載で紹介します。 (執筆:クラウドアーキ

生成 AI (Azure OpenAI Service × Genie AI × PR-Agent) をセキュアに利用してコーディングやレビューを支援する

はじめにこんにちは、NRIデジタルの倉澤です。 普段は NRI デジタル公式ホームページの TECH BLOG で React をはじめとしたモダンフロントエンド領域の技術記事を執筆することが多いのですが、本日は note の TECH BLOG 出張所にて生成 AI のコラムを投稿したいと思います。 生成 AI が世に登場してから様々なシーンでの利活用が進んでいると思います。私も生成 AI にはいつもお世話になっています。現在進行系で AI コーディングや AI レビュー

【競プロの基本】Pythonで幅優先探索を実装してみる

はじめにこんにちは、NRIデジタルでデータサイエンティストをしている鈴木実奈と申します。 NRIデジタル内には「初めての競プロサークル」という有志活動があり、私もその中で日々楽しく競技プログラミングについて学んでいます。 プログラミングを用いて与えられた問題を解くスピードを競う競技プログラミングにおいて、効率的に計算・処理が行えるアルゴリズムを学ぶことは重要です。 そのため、「初めての競プロサークル」では過去のコンテスト内容・解法の共有や典型問題対策勉強会といった活動を行って

生成AI技術探索⑥:生成AIサービスを組み合わせてCM作成アプリを作ってみた

はじめにNRIデジタルのDXエンジニアリング2というファンクション(組織)では、「イノベ活動(下記リンク記事参照) 」という、新しい技術・知見を獲得し、新たなビジネスの創出につなげることを目的とした活動を行っています。本記事では、イノベ活動の中で開発した生成AIサービスを活用したデモアプリケーションの概要をご紹介します。生成AIを用いた、ビジネス創出への手助けとなれば幸いです。 (執筆:NRIデジタル DXエンジニアリング2 伊藤 快) 背景ChatGPTに代表される昨今

生成AI技術探索⑤:マルチモーダルLLMでエディタに画像フィードバックによるコード生成機能をつけてみた

はじめにNRIデジタル DXエンジニアリング2の林健太郎です! 今回は、「イノベ活動」という、新しい技術・知見を獲得し、新たなビジネス創出につなげることを目的とした社内活動での取り組みを紹介します。 「イノベ活動」についての詳しい説明はこちら! 今回取り組んだテーマ2022年の冬にChatGPTが公開されて以降、そのコーディングとの相性の良さから、生成AIはすでに多くのソフトウェア開発の現場で活用されています。 2023年10月頃にChatGPTに画像入力機能が実装され

生成AIの最先端を知る!アメリカ西海岸レポート

はじめにこんにちは。NRIデジタルの勝島です。 私は、去年からNRIデジタルのCoE(Center of Exellence:組織横断の研究拠点)活動に携わっており、生成AIを重要テーマとして活動してきました。実施してきた主な内容は、生成AI関連の技術獲得、ユースケース探索、デモアプリ開発です。 その一環として、2024年1月、AIの最先端が集まるといわれるアメリカ西海岸へ視察に行く機会がありましたので、そのレポートをしたいと思います。 訪問先今回の訪問先と紹介いただ

【コード生成AIお試し結果比較】生成AIを活用してコーディングを楽にしよう!

こんにちは、NRIデジタルの林と申します。 2023年ChatGPTの存在が世に知れわたり、以降、同じように生成AIの技術を活用したサービスが毎日のように世の中に誕生してきました。 私もよくChatGPT先生にコーディングについてチャットの形式でご教示いただいています。実はChatGPTだけでなく、コーディングを直接IDEの中でサポートしてくれるAI 、有名なものだと一時期話題になったGitHub Copilotのようなものも、ひそかに流行し始めています。 今まであまり活

データサイエンティストとシステムエンジニアがSnowflake活用にチャレンジした話

1.はじめにNRIデジタルでは、組織の垣根を超え、異能を掛け合わせて、新しいことへのチャレンジを続けています。今回の記事では、その一例としてデータサイエンティストの菅とシステムエンジニアの荒井が新しいことにチャレンジした事例について紹介したいと思います。 具体的には、Snowflakeを活用した簡易な機械学習アプリ作成の取り組み例をご紹介します。 分析案件でお客さまの具体要件をヒアリングする際、デモストレーションは重要であり、データサイエンティストにも馴染みがあるPython

NRIデジタルから初の受賞者! Google Cloud Partner Top Engineer 2024への道

Google Cloud Japanが選出する「Google Cloud Partner Top Engineer 2024」 が発表され、NRI デジタルから初めて2名の社員が受賞しました。エントリーの経緯や授賞式の様子について、話を聞きました。 ---このたびはPartner Top Engineer2024の受賞、おめでとうございます! まずは感想を一言ずつお願いします。 藤田:ありがとうございます!Partner Top Engineer受賞に向けて、追い込みの時

【インタビュー】若手社員が組織を巻き込んで立ち上げた技術共有会「テクシル」とは?

はじめにこんにちは。NRIデジタルの福島です。 本noteでは、「まだ見ぬ世界を切り拓こう。」というNRIデジタルのパ―パスを体現するような社内活動を、担当者インタビューという形で紹介しています。 今回ご紹介するのは・・・「テクシル」! 意味深なタイトルですよね。私も所属するDXエンジニアリング1というファンクション(組織)で実施している活動です。 そんな「テクシル」を立ち上げた鍵本さんにインタビューしました。 「テクシル」とは?ー「テクシル」ってそもそもどんな活動なので

横断メンバーが集まってDAOを活用したサービス構想策定に挑んだ話

はじめに NRIデジタルが大切にする5つのバリュー(提供価値)の一つが、「異能の掛け合わせ」。実施に数多くある組織横断活動の中から、今回は「有志によるDAO(分散型自立組織)サービス構想策定プロジェクト」をご紹介します。 (執筆:NRIデジタル 田辺 学) 有志活動発足のきっかけは飲み会 そもそもの始まりは、NRIデジタルの飲み会(元社員も参加!)でした。ここでの会話で挙がったアイデアを種として、どんどん企画をブラッシュアップしていきました。有志活動が「飲み会きっかけ」

生成AI技術探索④:LLMの日本語精度評価

はじめにNRIデジタルのCoE(Center of Exellence:組織横断の研究拠点)活動では、事業領域で今後必要とされそうな先端技術の知見を組織に蓄積・浸透させることを目的に、日々、新技術探索や発信を行っています。最近のテーマの1つが、生成AIです。本活動の中で行った、LLMの日本語精度評価について紹介します。 (執筆:NRIデジタル 工藤) LLMとはLLMとは、大規模なデータセットを用いた機械学習によって精度を高めた自然言語処理モデルのことです。2022年12

生成AI技術探索③:企画書自動作成ツールを作ってみた

はじめにNRIデジタルでは、事業領域で今後必要とされそうな先端技術の知見を組織に蓄積・浸透させることを目的に、日々新技術の探索を行うCoE(Center of Exellence:組織横断の研究拠点)活動を実施しています。本記事ではCoE活動の中で、生成AIを活用し開発したデモアプリケーションの概要をご紹介します。生成AIのビジネス活用へのイメージを膨らませる一助になれば幸いです。 (執筆:NRIデジタル 藤井) 企画書自動作成ツールの紹介概要 生成AI(ChatGP

生成AI技術探索②:LLMを活用したAIアバターアプリの可能性

はじめにNRIデジタルのCoE(Center of Exellence:組織横断の研究拠点)活動では、事業領域で今後必要とされそうな先端技術の知見を組織に蓄積・浸透させることを目的に、日々新技術探索や発信を行っています。 本記事では、生成AIを活用し開発したデモアプリケーションの概要をご紹介します。生成AIのビジネス活用へのイメージを膨らませる一助になれば幸いです。 (執筆:NRIデジタル 柴) 背景現状のテキストがインターフェースとなるアプリケーション(公式ChatGP