【インタビュー】若手社員が組織を巻き込んで立ち上げた技術共有会「テクシル」とは?
はじめに
こんにちは。NRIデジタルの福島です。
本noteでは、「まだ見ぬ世界を切り拓こう。」というNRIデジタルのパ―パスを体現するような社内活動を、担当者インタビューという形で紹介しています。
今回ご紹介するのは・・・「テクシル」!
意味深なタイトルですよね。私も所属するDXエンジニアリング1というファンクション(組織)で実施している活動です。
そんな「テクシル」を立ち上げた鍵本さんにインタビューしました。
「テクシル」とは?
ー「テクシル」ってそもそもどんな活動なのでしょうか?
鍵本:「テクシル」は組織内での交流を目的とした技術共有会です。
具体的には、毎週金曜の朝に30分間、以下の内容に即したテーマで組織内の社員が持ち回りで発表を行います。
What:グループ内の案件で どのような技術が使われているか
Who:誰がどのようなスキル を持っているのか
How:グループ内で利用されている技術が どのように活用できるか
「テクシル」というタイトルは「テクノロジーを知る会」の略称です。
ー「テクノロジー」を軸にしている所がまた面白いですよね。この活動を立ち上げようと思ったきっかけを教えてください!
鍵本:この活動を立ち上げたのは2021年。当時の私は入社3年目でした。コロナ禍で在宅勤務が中心となり、同じ組織の人でも自分が関わる案件以外の方とはほとんど交流がなく、「組織内には多種多様な仕事があるにも関わらず、その内容を具体的に知る機会がない」、「組織内にどういう人がいるの分からない」・・・といったもどかしさを感じていました。
そこで、上長に相談をして「テクシル」という活動を始めました!
「テクノロジー」を軸にしたのは、組織の特徴上、IT技術に精通している社員が多いため、「技術テーマをきっかけした方が交流がしやすいのではないか?」と考えたためです。
ー「DXエンジニアリング」という組織名のとおり、組織の特徴を捉えた活動ですよね。活動をやってみて面白いエピソードや気づきはありましたか?
鍵本:各案件のインフラ構成を紹介してもらうことが多く、担当者から直接説明が聞けるのは非常に勉強になりました。また、優秀な先輩方から「設計思想」について解説をしてもらえるのもテクシルならではの醍醐味で、強く刺激を受けました。
ときには「テクノロジー」以外のテーマの回もあります。特に30年以上この業界で活躍し続けている上長からの「プロジェクトマネジメント」に関するお話は大変有難かったですし、普段は聞けるチャンスがなかなかないので、とても貴重な機会になりました。
福島:確かに、私もとても印象に残っています。我々の組織はキャリア入社も多いので、その人たちに前職での経験を共有してもらうのも面白いですよね。
鍵本:そうですね。前職でノートPCの設計開発を経験した人からは「毎日使うインフラの中身について考えてみる」というテーマで、業務で利用しているノートPCの仕様を深掘って説明してもらい、「ハードウェア」に関する技術を深く知ることができたのも勉強になりました。
ーそういえば、今年はお隣の組織(DXエンジニアリング2)とのコラボレーションが実現しましたね!
鍵本:そうなのです。この活動を組織外の場で発表したところ、お隣組織のDXエンジニアリング2にも同じような勉強会活動(イノベ活動)があることが分かり、早速、コラボレーションをしようというお話になりました。
ちょうど所属組織内の発表者が1巡し、2週目に突入したタイミングだったので、とても良いタイミングでした。
ー今後の展望があれば、教えてください。
鍵本:もっともっと他組織と連携し、最終的にはNRIデジタル全体の活動として広げていきたいです。
ある特定の技術に特化した勉強会はあるのですが、社員がどんなスキルを持っていて、どんな案件を担当しているのかを知る機会は少ないと思っています。この活動を全社に広げることで、社員同士が知り合う機会を増やし、組織の壁を越えた、適材適所の柔軟な案件アサインに貢献出来たらと考えています。
おわりに
本日は、若手社員が立ち上げた「テクシル」という活動をご紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか。「テクシル」は若手のちょっとした一言が組織を巻き込んだ活動に発展した事例です。
NRIデジタルにはこのように熱い思いを持ち、フットワークが軽くて行動力のあるメンバーがたくさん在籍しております。これからも、本noteでまたご紹介していきたいと思います。お楽しみに!
(インタビュー&執筆:NRIデジタル 福島寛子)