【経験者座談会】10日間で未来のIT業界リーダーへの扉を開く!NRIデジタルのインターンシップの魅力とは?【前編】
はじめに
過去に実施されたNRIデジタルのインターンシップ(以下、インターンと表記)である「DXエキスパートコース」について、インターン経験者(現・NRIデジタル社員)と、指導にあたったインストラクターたちが一堂に会し、座談会を開催しました。彼らの生の声を通じて、NRIデジタルのインターンの魅力と、そこで得られる驚きの経験について探っていきます。
1. インターンの位置づけ
内山(インストラクター):インターンは就職活動においてどのような位置づけでしたか?
山本(インターン経験者):私は2つの目的を持ちインターンへ参加しました。1つは社会の一端に触れることを通した自己成長です。そしてもう1つは自分が志望する会社の中の人と一緒に仕事をすることで、自分がその会社で働くイメージを醸成することでした。そういった意味では10日間という他社のインターンと比べても長期間のインターンで、様々な社員の方と一緒に交流出来るこのインターンは重宝しました。
2. 総合力を磨く:ビジネスモデルから開発まで一気通貫の経験
内山(インストラクター):ありがとうございます。自己成長という点に関連して質問させて下さい。NRIデジタルのインターンの特徴として、ビジネスモデルの検討からシステム開発まで幅広く経験できる点がありますが、この点についてどう感じましたか?
山本(インターン経験者):カリキュラムの幅広さは本当に魅力的でした。他のインターンと比べて特徴的だったのは、ビジネスと開発の両方ができたことです。特に開発に関しては、アプリケーションのプログラミングだけでなく、インフラ周りの設定やAWSでの環境構築、デプロイまで一通り経験できたのは貴重な経験でした。
谷川(インターン経験者):同感です。振り返ってみると、このインターンの良かった点は、ビジネスモデルの検討もするし、インフラ基盤やアプリ開発含めたシステム開発もするという、DXエンジニアが求められる素養を総合的に高めることが出来る内容だった点です。他社のインターンでは開発に限定して取り組んだり、ビジネスモデル検討のみを実施するものが多い中で、このインターンで2つを両立している点は難しく感じる点でもあり、面白く感じる点でもありました。
加藤(インストラクター):ビジネス面とシステム面を両立するという点はインターンの企画段階でインストラクター側も意識してコンテンツ設計しました。実際に会社に入って仕事をするようになると、基本的にはどちらの視点も持ちながら仕事をすることが多いです。例えば、システム開発にフォーカスする案件もありますが、設計時にも「お客様にとってこのシステムがビジネスとして利益を最大化し、コストを最小化できるか」という点を意識しながら開発を進めます。このようにNRI(野村総合研究所)グループへ入社すると両方の視点を持ちながら仕事をする場面が増えてくると思いますので、実際に働くイメージと近い内容でインターンのカリキュラムを組んでいました。
3. 長期集中型:10日間で深い学びと成長を実現
内山(インストラクター):NRIデジタルのインターンは10日間と比較的長期ですが、この期間についてはどう感じましたか?
谷川(インターン経験者):10日間という期間は、ビジネスを考えて開発もするという一気通貫の経験をするには妥当だったと思います。10日間の大きな流れとしては、前半3~4日間でビジネスモデルを検討し企画書を作成します。並行して後半戦のアプリケーション開発に向けたインフラ基盤の構築もします。5日目には中間報告があり、多くの現場マネジメント層の方からフィードバックを頂きました。6日目からの後半戦は基本的にアプリ開発です。10日目の最終報告に向けて最後までUI/UXにこだわったアプリ開発を進めていきます。振り返ってみるとビジネスモデル立案とシステム開発を両立するためには10日間という期間設定は適切だったと感じます。
4. 研修のサポート体制:充実した研修ドキュメントとインストラクター陣のサポート
内山(インストラクター):インターン期間中で扱った研修ドキュメントはいかがでしたか。
谷川(インターン経験者):研修ドキュメントがとても充実していたのが印象的でした。特にインフラ基盤はあまり構築経験がありませんでした。そんな状況の中でも、インフラ基盤構築の際に参照したAWSのドキュメントは非常に詳細な内容まで記載されていました。その結果、研修ドキュメントを頼りにAWS上でインフラ基盤を構築することが出来ました。
山本(インターン経験者):そうですね。他社のインターンでもここまで詳細なドキュメントはなかったように思います。
加藤(インストラクター):ドキュメントの充実度は確かにNRIやNRIデジタルの強みですね。研修ドキュメントに限らず、入社後に触れる各種ドキュメントも充実しています。例えばNRIには「NRI開発標準フレームワーク」があります。このドキュメントでは、開発工程の定義から始まり、各工程の開始/完了条件、成果物のひな形など、NRIの先人が培ってきたシステム開発のナレッジが標準化されています。新入社員が初めてシステム開発を経験する際も、中堅社員が盤石にシステム開発を進める際もこのドキュメントを参照することで、品質の高いシステム開発を推進することが出来ます。
内山(インストラクター):またNRIやNRIデジタルの社員はドキュメントをしっかり書くという意識を、みんなが持っている印象がありますね。ドキュメントの設計レビューの際も、設計根拠を突き詰めてチェックするカルチャーがあります。
山本(インターン経験者):なるほど。そういった文化があるからこそ、高品質なドキュメントが維持されているんですね。
谷川(インターン経験者):指導面でも、とても親切にサポートしていただきました。質問しやすい雰囲気で、本当に助かりました。
加藤(インストラクター):良かったです。私たちも、皆さんが質問しやすい環境を作るよう心がけていました。
5. 働きやすい環境:人間関係の良さが長期的な魅力に
加藤(インストラクター):インターン中、様々な部署の社員の方とランチに行く機会があったと聞きましたが、どうでしたか?
山本(インターン経験者):とても良かったです。ランチの時間は限られていたので深い話こそできませんでしたが、どの方と食事に行っても皆さん本当に人柄が良く、優しく接してくださいました。ランチの際に感じたお人柄も、NRIへの入社の決め手の一つでした。
内山(インストラクター):そうですね。技術力やビジネススキルも大切ですが、人間関係の良さも仕事の満足度には大きく影響しますからね。
加藤(インストラクター):実は、NRIの平均勤続年数は13~14年ほどです。NRIグループ全体として、長期的に働ける背景には人間関係の良さもあるのだと思います。
座談会後編へ:新入社員研修、将来のキャリアパス
本記事では、インターンシップにフォーカスを当てた座談会前半部分をお伝えしました。座談会はまだまだ続きます。後半ではインターン参加者の2人がNRI入社後に経験した新入社員研修、そして彼らが描くキャリアパスに関してフォーカスを当てていきます。公開までお楽しみに。