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デジタル駆使で全員参加!パ―パス軸で考えたNRIデジタルの未来の姿

NRIデジタルでは、自社のパ―パス/バリューを社内に浸透(共鳴)させる活動の一つとして、全社員を対象とした「パーパス共鳴プログラム」を2023年度から展開中です。プログラムのフェーズ2として、皆がパ―パスを自分ごととして捉えるための「自分ごと化セッション」を行った結果について、お伝えします。パ―パスを理解する段階から、共鳴する段階へ。着実に進んでいます!
(執筆:NRIデジタル広報、パ―パス共鳴活動事務局 瀬戸)


「パ―パス共鳴プログラム」の概要

パ―パス共鳴プログラムは、2023年度から各組織の担当者がボトムアップで推進中です。本プログラムは、①導入、②自分ごと化、③組織貢献の3つのフェーズに分かれています。

※図中の「ファンクション」とは、社員の専門性を軸とした組織のこと

まずはフェーズ1「導入セッション」を、2023年7月から8月にかけて、組織ごとに開催しました。パ―パスを軸に、内に秘めた自分の想いを語り合う場を、多くの社員が新鮮に捉えていました。

導入セッションの結果は、各組織の担当者たちから役員へ報告されました。社員から挙がったパ―パス/バリューに関するさまざまな疑問に対しても、経営から回答をもらい、対話を深めました。

こうした活動内容は、全社イベント「NRIデジタルDAY」にて、担当者のパネルディスカッションを通じ、全社員にフィードバックされました。
その後、イベント会場内の近隣の席同士でグループを組み、ダイアログをする時間が設けられました。初対面同士も多かったものの対話は弾み、「各々、刺さるバリューが異なったのも意外で、勉強になった」「違うファンクションの人と話せて新鮮・有意義だった」といった感想が寄せられました。

左写真=全社イベントでパ―パス共鳴活動の進捗報告をする登壇者たち
右写真=非常に盛り上がったオフラインでの社員ダイアログの様子

「自分ごと化セッション」のステップ

STEP1個人ワーク/STEP2所属組織内での対話

続いて、「自分ごと化セッション」のフェーズへ。ワークシートを使った個人ワークで、パ―パスステートメント/バリューに紐づいた業務上の「自分の強み・今後やりたいこと」を棚卸ししました。それを持ち寄って、各組織内での対話を行いました。

個人ワーク用シートの一部

この体験を踏まえ、階層別に、組織を超えた編成のグループで対話をするというステップに入りました。

STEP3組織を超えた対話

同じ階層から無作為にメンバリングされた5名前後のグループで、自律的にワークを進めました。オフィスが異なるメンバーがスケジュールを合わせて対面で集まるのは、至難の業。NRIデジタルらしく、デジタルツールを駆使して進めていくスタイルをとりました。

まずは対話に向けて、事前にslack上で自己紹介、好きなパ―パスステートメント/バリューワード、自分が所属する組織内での対話の結果などを共有し合い、相互理解を深めました。

その上で、miroボードを活用した対話をzoomにて実施しました。対話のテーマとして、好きなパ―パスステートメント/バリューワードを一つ選択。以下のようなmiroボード上の6つの象限にそれぞれが付箋を貼り、話し合いながら付箋をグルーピングしていきました。

対話で使ったmiroボードのイメージ。
選んだパ―パス関連ワードについて、「個人/ファンクション/会社」という単位で
「今できていること/今後したいこと」を整理した

最後に、グループリーダーが、対話の内容についてのアンケートに回答することで、終了となりました。

miroボードやアンケート結果を分析して分かったことは、以下となります。

・各グループが共感するワードとして選んだ第1位は「異能の掛け合わせ」(56%)。次いで、「リスクを超えて挑戦」(14%)、「深い洞察と先見性」(9%)という結果になった

・上記の上位ワードに関連し、会社として今後やりたいこと・できることとしては、「ビジネスコンペ」「D&Iを意識した制度作り」「積極的な新規ビジネス提案、守備範囲外に取り組む」「開発フローや体制の革新、より最先端の技術を取り込んだシステムの実現」「自社事業資産による利用料型ビジネス /エンドユーザー向けサービスの企画開発や、独自の販路を持つ」など、具体的なアイデアが挙がった

・その他、「社員のスキルや価値観の可視化」「国内外でのブランディング」を期待する声が複数寄せられた

・階層別の傾向を見ると、マネージャー・中堅層は、「新規事業立ち上げ」「社員のスキルの見える化」に意欲や課題意識を持っていることがわかった。一方、若手層の声からは、今回のセッションは未来目線を持つ機会になったという感想とともに、今後さらに多様な業務に携わる場を得たいという意欲が垣間見えた

そして、「組織貢献セッション」へ

いよいよ、最後のフェーズ「組織貢献セッション」へと入ったところです。これまでのセッションで挙がった課題やアイデアを参考にしつつ、各組織の事業計画や評価の仕組みに反映させていく取り組みとなります。

このパ―パス共鳴プログラムは、2024年度以降も継続的に実施される予定です。こうした社内活動を通じ、NRIデジタルらしいパ―パス経営の仕組みが形作られていくことが期待されます。