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どうする?パーパス浸透-まずは「導入セッション」から始めてみた

近年、自社のパーパス(社会的存在意義)やバリュー(大切にする価値観)を策定する企業が増えてきました。ですが、せっかく策定したパーパスやバリューが社内になかなか浸透しない企業もあるようです。
 
NRIデジタルでは、2022年度に策定したパーパスを、2023年度~2025年度の3か年で社内外に浸透(共鳴)させる計画を立てています。2023年度の重点施策の一つが、全社員を対象とした「パーパス共鳴プログラム」です。

本プログラムは、①導入、②自分ごと化、③組織貢献の3つのフェーズで、約8か月かけて実施する予定です。まずはフェーズ1である「導入セッション」を、2023年7月から8月にかけて、組織(ファンクション)ごとに開催しました。

パ―パス共鳴プログラムの展開イメージ

トライアル開催で内容をブラッシュアップ

パーパス導入セッションをファシリテートする、
NRIデジタルの価値共創活動(FUN)リーダーたち

「導入セッション」は、まずはトライアルとして、NRIデジタルの価値共創活動「FUN(Fun Unlimited NRId)」のリーダー9名を対象に実施しました。
というのは、NRIデジタルのパ―パス策定・浸透は、野村総合研空所(NRI)グループの「価値共創」活動の一環として実施しているためです。

※「価値共創」とは、”経済価値”と”社会価値”という2つの価値を顧客や社会と共創し続けるという、NRIグループの取り組みのことです。

そのため、本セッションには、パーパスに関することだけではなく、NRIグループの歴史やMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の解説も盛り込まれています。キャリア入社社員が4割を占めるNRIデジタルにおいて、より高い視点で自社を捉え、理解や共感を深める機会となっています。

トライアル実施の際、「NRIデジタルの歴史も知りたい」「パーパス策定プロセスの裏話は盛り上がる」「MVVやNRIの歴史は、資料を見てじっくり自習したい」などといったFUNリーダーたちからのコメントを踏まえ、プログラム運営方法をブラッシュアップしました。

パ―パス策定メンバーが“語り部”となる

現在、組織(ファンクション)ごとに、FUNリーダーがファシリテーターとなって、以下のアジェンダで導入セッションを実施中です。

  • 導入セッションの目的

  • NRIの歴史、MVV

  • NRIデジタルの歴史

  • 企業パ―パスの必要性

  • パーパス策定の経緯と込めた想い

  • 質疑応答とディスカッション

パーパス策定プロセスやパーパスに込めた想いの説明は、昨年度の策定プロジェクトメンバー(課長層)が語り部となり、当時の議論内容を臨場感たっぷりに熱く語っています。

参加した社員からは、

「NRIデジタルの歴史とパーパス策定にあたっての検討を知り、言葉一つ一つに特別な意味が込められていると理解した」

「スピード感というキーワードは、NRIとの差別化が意識されていると思った」

「普段は話さないような秘めた想いや、パーパス等に対する考えを聞く機会として非常に有意義だった」

といった感想が寄せられました。

今後、フェーズ2、フェーズ3と進めていくことで、全社員がパーパスを自分ごと化し、体現者が年々増加していくことが期待されます。

★★ぜひ、過去のパ―パス関連記事もあわせてご覧ください。