【学生・社員・会社の三方良し♪】若手ITエンジニアがインターンシップを立ち上げてみた
インターンって、ベテランの人事部が企画・運営しているイメージはないでしょうか?
私は、てっきりそういうものだと思っていました。
そこで今回は、人事でもないITエンジニアとして働く私が、入社3~4年目のメンバーと一緒にNRIデジタルのインターンを立ち上げたエピソードをお話しようと思います。
(執筆:アプリケーションデベロッパー 久保亜希子)
2022年8月、NRIデジタルでは、NRIのインターンの新設コースの1つとして、DXエキスパートコース(通称:DXインターン)という、独自のインターンを初めて開催しました。
私とインターンの出会い
私とDXインターンの最初の関わりは、2022年5月。
上司から「今年から、新しいインターンを始めようという計画があるんだけど、やってみる?メール転送しておくから見といて~」と言われたのが始まりでした。
転送されたメールのやり取りを確認してみると、想像以上に自由、何も決まっていない状態。
その時点で決まっていたことは、
尖ったスキルを持つ学生に来てもらいたい
単なる業務体験で終わらないよう、バリバリ開発を体験してもらっちゃおう
という大方針くらいだったと記憶しています。
イチからつくりあげる楽しさ
そこから、私はリーダーとして、メンバーの当時入社4年目の菅さん、3年目の内山さんと一緒に、約2ヶ月間でインターンの企画と準備に取り掛かりました。2人にはそれぞれ「DS(データサイエンティスト)コース」「DXエンジニアコース」を担当してもらいました。
メンバー2人のすごいなと感じたところは、通常のプロジェクトと兼務しながら、限られた時間内で、スピード感と熱意を持って意見を出し合えるところ。
私自身も含め、私たちがかけられる時間は少ない中(業務時間の5~10%程度)、これが本業なんじゃないかなと思うほど、熱い気持ちで、よいものを作ろうと取り組みました。
「せっかくだから、学生さんと社員の両方にとって楽しいものにしたい」
「面接ではどんな質問すればいいっすかね?緊張するな~」
「NRIデジタルらしさ、出したいっすね!」
などなど、前向きな発言にわくわくしながら準備を進めていきました。
また、マネージャー陣が、基本的に現場メンバーを信じて任せてくれるところに、風通しの良さを感じました。
「いいね!」「もっとこうしても面白いかもね!」と前向きなフィードバックでやる気をチャージされつつ、ほぼ全てを若手中心の現場メンバーで企画しました。
そして迎えた緊張のインターン初回開催
キャリア入社並みの厳しい応募条件を掲げ、どのくらいの応募があるのか緊張しながら迎えた、インターンの募集締切日。
予想を上回る多くの学生さんからの応募がありました。
それからみんなで初めての面接官を担当し、「一緒に働きたい学生を自分達で選んでいる」と任せてもらえる嬉しさと「学生さんから、自分達が選ばれている」という緊張を感じました。
最初の方に受けていただいた学生さんには、きっとこちら側の緊張が伝わっていたような気がします(笑)
インターン生に取り組んでもらったテーマは、
データ分析を用いた小売業のビジネス課題を解決
「パーソナルデータの活用」、「生成AI」に関するサービスの立案/プロト開発
など、社員でも楽しみになるような、一方で、短期間では難しすぎるかなと感じるものばかり。
そんな心配をよそに、最終報告会では「これを学生さんが10日間で作ったの?」というアウトプットが次々と報告され、驚く社員が多数の大成功の結果となりました。
その結果、「DXインターン、いいね。来年はもっと人数増やしてやろう」ということになり、今年で、インターン開催2年目を迎えました。
嬉しいことだらけ
また、インターンを終えると、嬉しい驚きがもう1つありました。なんだか入社1~3年目の社員達イキイキした様子。
聞いてみると、
「働く理由、この会社を選んだ理由などを学生さんから聞かれて考えているうちに、初心を思い出した」
「学生さんの選考からインストラクターまで一貫して携われて嬉しい」
「会社の未来を作る一旦を担っている感覚になって、モチベーション上がる」
とのこと。
学生さんは、キャリアを考えるきっかけとなる経験ができて嬉しい
社員は、学生さんから刺激を受け、モチベーションが上がって嬉しい
会社は、今後の未来を担う学生に、NRIデジタルを知ってもらえて嬉しい
こうやって書いてみると、インターンって嬉しいことだらけで、最高ですね!(なんだか無理やり感ありますか?笑)
今後の野望
今年は、DXインターン2年目を迎えまして、昨年よりさらに欲張りに、インターンの内容をレベルアップさせています!
(※今年の冬開催の応募は、すでに締め切っています)
一方で、始まったばかりのインターンのため、NRIの他のコースのインターンと比較すると、知名度があまりないのが現状・・・。
私は、DXインターンをもっと多くの学生に知っていただけるように、活動していきたいなと思ってます。
そしていつか、インターンに参加した学生がNRIデジタルに入社して、一緒にインターン運営メンバーやれたらいいなという、密かな野望も心に秘めてます。
このnoteも、エンジニアを目指す学生さんに届くといいいなという淡い期待をこめて書きました。
届きますように・・・!では!