横断メンバーが集まってDAOを活用したサービス構想策定に挑んだ話
はじめに
NRIデジタルが大切にする5つのバリュー(提供価値)の一つが、「異能の掛け合わせ」。実施に数多くある組織横断活動の中から、今回は「有志によるDAO(分散型自立組織)サービス構想策定プロジェクト」をご紹介します。
(執筆:NRIデジタル 田辺 学)
有志活動発足のきっかけは飲み会
そもそもの始まりは、NRIデジタルの飲み会(元社員も参加!)でした。ここでの会話で挙がったアイデアを種として、どんどん企画をブラッシュアップしていきました。有志活動が「飲み会きっかけ」なのも、自由でスピード感のあるNRIデジタルらしさが出ていて良いなと思います。
プロジェクト企画が固まった後、メンバー募集をかけました。
その結果、野村総合研究所(NRI)の金融コンサルティング、システムコンサルティング、アプリ開発、基盤構築、NRIデジタルのDX開発、データサイエンス・・・と多彩な強みを持つ合計10人の有志メンバーが集まりました!
本活動では「DAOを活用して組織課題解決をするサービス」の構想策定を行いました。有志参加メンバーは、「普段と異なる領域の活動をしてみたい」「プロジェクトで扱う技術が気になる」「プロジェクト目的に共感した」「サービスデザイン実戦経験がしたい」など目的も多種多様です。
プロジェクト活動スタート!
プロジェクト活動開始時はキックオフ飲み会も実施しました。NRIデジタルではラフな組織間の交流も多くありますが、やはり同じプロジェクトメンバーとして深く組織横断で関わるのはとても新鮮かつ刺激を受けます。このようなつながりは大切にしたいなと感じます!
活動は週2回程度集まって実施しました。活動では、社内ヒアリングを通した課題仮説検証・課題選定を経て、サービスを策定しました。
本活動の議論はmiroを使って行いました。サービス構想策定というシステム開発とはまた少し違った抽象的な議論も多く、難しい点も多かったですが、それも有志でチャレンジしたからこそ得られた良い経験だったなと感じます。
議論の中でも、「異能の掛け合わせ」は発揮されており、普段では出ないような視点からの意見が新鮮でした。一方で、チームの中で互いを尊重しながら議論を進めるスタンスは一致しており、こうしたNRIグループ独自のMutual Respect(相互尊重)精神があってこそ、「異能の掛け合わせ」は強い効果を発揮するのかもしれません。
ユーザー調査も踏まえて、「業績に直接表れない社員の貢献の可視化」をテーマにサービス具体化を実施しました。例えば、組織の管理業務だったり、人事活動だったり、自分のタスクではないが他者をいろいろ助けていたり、、こういう「隠れているが組織にとって大事な貢献」を可視化してより活発な組織作りを実現するサービスを実現したいなと思っています。
今回のプロジェクトでは、DAOサービスが解決しようとしている組織課題の存在の検証ができたことが、メインの成果となります。今後も、全社R&Dとして活動を継続する予定です!
振り返りと感想
プロジェクトが1区切りしたタイミングで振り返り会を実施しました。メンバーからは、「興味はあるが通常業務では経験できない分野に触れることができ、学びになった」「忙しい中でも継続して参加する意識の高いメンバーと関わることができ、触発された」「対話を重視した議論により、さまざまな部署のメンバーの知識経験を生かせた」といった声が寄せられました。
私個人としては、主体的に行動していくスタンスがあれば、いろいろなことに挑戦できるのは、NRIデジタルのとても良い部分だなと感じています。
おわりに
本記事を通じて、NRIデジタルの雰囲気を少しでも感じて頂ければ幸いです。今後もさまざまな活動をご紹介していきます!