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AWS認定を全冠した社員にインタビュー。勉強法は?仕事にどう活かせている?

はじめに

こんにちは、DXエンジニアリング1というファンクション(部署)に所属する鈴川桜です。
NRIデジタルの社員は、資格取得にも精力的に取り組んでいます。
そのなかでも、今回はAWS認定という資格を多く保持している部署の先輩と同期にインタビューしました。

殿垣 克典(とのがき かつのり)
2020年野村総合研究所(NRI)新卒入社。現在入社5年目。 2021年からはNRIデジタルにて、卸売業界のお客様を中心にインフラチームとしてAWSを用いた新規構築案件を複数経験。現在は基盤構築だけでなく、アプリチームとして顧客と共に新規構築案件を推進。また、以下で紹介する宮地と鈴川2名の新人インストラクターを務めた。

宮地 司(みやじ つかさ)
2022年NRI新卒入社。同年よりNRIデジタルへ。現在入社3年目。インスラクターの殿垣と同じAWSを用いた新規構築案件を複数経験。IP開発案件にも携わっている。

AWS認定とは

まずは今回のテーマ、「AWS認定」についてご紹介します。
AWS認定」とは、Amazon Web Services(AWS)に関する専門知識やスキルを認定する資格試験です。近年AWSのクラウドサービスを利用する業務が増加しているため、注目を集めています。

AWS認定には、「Japan AWS All Certifications Engineers」という、AWSパートナーネットワーク(APN)に所属する企業のエンジニアを対象に、すべてのAWS認定資格を取得したエンジニアを認定するプログラムがあります。

NRIデジタルでは、2024年に13名の社員が認定されました。
詳しくはこちら ▼

今回インタビューした殿垣さんは2023年2024年の「Japan AWS All Certifications Engineers」に選出!
また、宮地さんも2024年7月31日時点で、受験可能なすべてのAWS認定に合格しており、2025年の「Japan AWS All Certifications Engineers」を狙っているところです。

そんな彼らにインタビューしました !

インタビュー

1. AWS認定資格取得のきっかけとモチベーションの維持方法

鈴川:殿垣さんがAWS認定を取得しようと思ったきっかけは何ですか?

殿垣:はじめは同期の影響でした。その後段々と自身のスキルの可視化のためにプロフェッショナルレベルの取得も目指すようになり、最終的には他の専門資格も取得するようになりました。宮地さんはどうですか?

宮地:私は初期配属でインフラをAWSで構築するプロジェクトに参画し、知識不足を感じたことがきっかけです。殿垣さんも取得されていたので、効率的な知識の付け方の一つかなと思い取得を目指すようになりました。
モチベーションの維持については、モチベーションの波をうまく活用しています。試験に受かったときが一番やる気に満ちているので、そのタイミングを逃さずその日のうちに次の試験を申し込むようにしています。申し込んでしまえば勉強せざるを得ないので…!

やる気があるうちに次の試験を申し込もう

殿垣:私も宮地さんと同じように一つ受けたらすぐ次を申し込むようにしていました。また、資格取得の動機として、「自分はこのままでよいのだろうか?」という不安があったので、それを打破するためにもすべて取得しようとやる気を出していました。

鈴川:なるほど、不安な気持ちをコントロールして成果につなげているんですね。逆に、取り組む中で「楽しい!」などポジティブな感情を抱いたことはありますか?

宮地:勉強したことのあるサービスの問題が多く、さくさく解けるときは楽しかったです。試験ごとに範囲がきっちり分かれているというより、被っている部分も多いんですよね。
また、勉強時点の話ではないですが、他プロジェクトの話を聞いた時や新規案件に参画した際に、試験で触れたサービスがあると「あの時試験で見たやつだ」となってテンションが上がります。理解も比較的早く進みますし。

鈴川:進〇ゼミみたいですね(笑)。

殿垣:あと試験を重ねるにつれて、それぞれのサービスの違いやポイントが体系的に理解できるようになってくるので面白いです。あとはやはり、試験を受け終わった後の解放感でしょうか(笑)。

インタビューの様子(右から、宮地さん、殿垣さん、筆者)

2. 具体的な勉強方法

鈴川:では、具体的にどのように資格勉強を進めていますか?

宮地:ある程度の知識は業務や既に取得した資格の学習でついている前提で、問題演習から始めています。解説を読んでもわからない問題は、関連するサービスの使い方についてWEB上のドキュメントを見ていました。

殿垣:私も同じです。勉強に取り掛かる際は、一旦「資格名」+「勉強法」や「短期」で検索し、合格者の勉強方法を把握しています。また、実際の構成図があるとイメージしやすいので、そのようなサイトは重宝しました。

学習の流れ

鈴川:やはり、「ベースの知識を持ったうえで演習をこなす」、「ひっかかったものについては改めて調べ知識を補強する」というのは資格勉強の鉄則ですよね。勉強を進める中で、「今回の試験はなかなか難しいぞ」となったことはありますか?どのように乗り切ったのか気になります。

殿垣:試験のバージョンが変わったり、新しくできた試験だったり、あまり触れていないサービスを扱う試験の場合は苦労しました。勉強の仕方は変わりませんが、特に試験範囲のサービスについて公式ドキュメントや第三者のブログ記事を参考に理解を深め、ポイントを捉えました。

宮地:試験の仕組みとして前々日まで日程変更が可能(※執筆時点の制度)なので、ピンチであれば延期していました。そのうえでしっかり問題をこなして準備をしていましたね。

鈴川:資格勉強以外にもやらねばならないことはたくさんあるので、学習スケジュールを組むのも大変ですよね…。そこは工夫していましたか?

宮地:平日夜は疲れて勉強する気が消失しがちなので、週末のどこか半日は空けるようにして集中して取り組むようにしていました。

3. AWS認定が業務に活きた経験や資格取得のメリット

鈴川:このように資格取得を進められたお二人ですが、実際に業務で役立っている実感や、取っておいて良かったと感じた経験はありますか?

殿垣:そうですね、実務の話をすると、細かい内容は忘れてしまうこともありますが、「○○をやりたい」という時に方式がなんとなく思い浮かんだり、逆に構成や方式を聞いたときに「なぜここは○○ではないのだろう?」と疑問を持てたりすることが増えました。

宮地:殿垣さんと同じです。そもそも全く知らないと検索することすら難しいので、資格学習を通じて、考えるときの取っ掛かりを増やせているように思います。

鈴川:その他資格取得をして変わったことなどありますか?

殿垣:モチベーション維持の話でもしましたが、客観的にスキルを証明する一つの要素になったと思います。

宮地:小規模な案件ですがAWSに関する質問を受けることもあり、そういった機会から一層経験を積むことができています。

鈴川:自己研鑽は大事ですね!

おわりに

学習しているかどうかで、実際の仕事で対応できる広さも深さも変わってくる。それが、様々な資格取得が社内で推奨されている理由なのだなと分かりました。
これからも、本noteでは、多彩なNRIデジタル社員へのインタビューをご紹介していきます。お楽しみに!

(インタビュー&執筆:NRIデジタル 鈴川桜)