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3年目女性エンジニアが、4人の子育てをしながらキャリアを築く先輩に秘訣を聞いた

はじめに

こんにちは、NRIデジタル新卒入社3年目、DXE1の鈴川桜です。
多様な社員が活き活きと働くNRIデジタル。その一人である部署の先輩、西山枝里さんに、4人のお子さんを育てながらどのようにキャリアを築いてきたかをインタビューしました。
ぜひ最後までお読みください。

インタビュー中のひとこま(左:西山さん/右:筆者)

西山 枝里(にしやま えり)
2007年野村総合研究所(NRI)新卒入社し、2022年からNRIデジタル。
10を超える数の産業系の新規構築・大規模再構築プロジェクトを経験。
プライベートでは4人の子供がおり、子供が小さい頃は時短勤務を利用。
現在もアプリケーション開発を中心に、複数のプロジェクトの支援に携わっている。

1. 4人の出産・育児を経験しながら、キャリアを継続できた秘訣

鈴川:西山さんはご家庭では4人のお子さんの子育てをしながらも、部署ではバリバリ働いていらっしゃる姿を、いつもお見受けします。エンジニアの先輩として、女性の先輩として、育児とキャリアの両立の秘訣を教えてください。

西山:そうですね。まずはとにかく周囲の環境に恵まれました。上司や同僚に仕事ができて、かつ周囲に気配りもできる方が多かったです。困った時にエスカレーションしやすい環境で、一緒に考え解決してくれました。とても感謝しています。

鈴川:育児をしながら働ける環境があるのは、とてもありがたいですよね。困ったときに助けを求めやすいというのも、大きな安心感です。ただ、産前・産後や育児休業で長く休むことになると、ブランクができて、仕事に戻れないのではと心配です。その点はどうでしたか?

西山:私の場合、技術者として一つの専門領域を持っていたので、その分野の有識者として出産や育児に合わせながら新規案件を渡り歩いてきました。そのためスムーズに休みに入り、復帰もすることができました。
確かに、産前・産後や育児休業中は仕事をしないので、その期間に関しては単に不在の期間としてはブランクは生じます。けれども、案外休業前のことは細かく覚えているので、復帰後も即戦力として働けると思いますよ。

鈴川:なるほど。ご自身のキャリアが、能力や志向だけでなく、ご家庭との両立にも合っていたのですね。それに、しっかりと積み重ねておけば、休業後もスムーズに復帰できると伺って、私も将来のために今から一層真面目に取り組みたいと思いました。

西山:そうですね。とはいえ苦労はしましたが…。保育園などもうまく活用して乗り切ることができました。地域のママ友とのコミュニケーションも大事ですよ!

ママ友コミュニケーションも大事

2. キャリアを諦めるか悩んだ経験

鈴川:少し踏み込んで、プライベートとの両立面で、キャリアを諦めてしまいそうになったご経験はありますか?

西山:ありますよ。2人目の子供が生まれたときに、復帰後エンジニアとしてのキャリアを続けるかどうかでとても悩んでいました。
そんな時、当時の部長から「育児との両立のしやすさとかそういうの考えなくてよいから、自分がやりたいことは何?」と尋ねられ、とても心に響きました。
この言葉をきっかけに、自分を見つめ直し、やはり私は開発をしたかったことを改めて思い返しました。そして、当時産後復帰する際はエンジニア職から他の職種に変更する方も多かった中で、復帰してもエンジニアを続けるという道を拓くことができました。

鈴川:なるほど、たしかにキャリアを考える上では、仕事以外のことも気になってしまうところですが、まずは本当に自分がやりたいことは何か?を考えるのは大事ですね。選んでしまえばそれに合わせて他はどうとでもなる、そんな風に考えて本当にやりたいことを見失わないようにしたいです。

3. 働くうえで大切にしていること

鈴川:最後に、西山さんが働くうえで大切にしていることや、常に意識していることがあれば教えてください。

西山:私が常に意識していることは、「限られた時間の中で、自分の価値を最大限に発揮し、プロジェクトを前に進めるにはどうしたら良いか?」ということです。家庭との両立もあるので、短時間での質の高いアウトプットを出す必要があります。
これは非常に大変で、今でも苦労することがあります。ただ、上司からの細かく手厚いレビューのおかげで、少しずつ効率よく、高品質なアウトプットを出せるようになったなと感じています。

鈴川:そうですね。たしかに、上司に細かく何度もレビューしてもらって打ち返しているうちに鍛えられている実感があります。

西山:他には、"何がやりたいか考えて"声をあげることも大事だなと思っています。プロジェクトの進行や家庭との両立には常に困難がつきものですが、それでも私は仕事が苦ではありません。それは、自分がやりたいことをやれていて、それが自分に合っていると感じられているからです。本当にやりたいことをしっかり見つめ直しそれを周囲に伝えることで実現できています。
この会社は、自分の意思をしっかり伝えれば、上司がそれを汲み取り、最適な方向に調整してくれる雰囲気があります。

やりたいことを考えて声をあげよう

鈴川:私も入社して3年目となり、これから自分がどうありたいのかをじっくり考えるようになりました。考えを整理して、しっかりキャリアを築いていきたいです。

西山:私も今でもこれからのキャリアを考え続けながら働いています。一度決めたことでも、仕事をしていく中で考えが変わることもありますよね。だからこそ、常に考え続け、目標を設定しながら少しずつ前に進んでいけたら良いなと思っています。

おわりに

今回は、子育てと仕事を両立させている現場社員、西山さんにインタビューをしました。NRIデジタルでは、多種多様なキャリアやバックグラウンドを持つメンバーが在籍しています。
これからも、本noteでご紹介していく予定です。お楽しみに!

(インタビュー&執筆:NRIデジタル 鈴川桜)